黄色い本 全1巻 高野文子

第7回手塚治虫文化賞 マンガ大賞を受賞した作品。うーむ、文学的ですなあ。なんというか、わかりやすくはないですなあ。例えばこれがジャンプに載っていたとすると絶対人気は出ないだろうなあーとは思う。画面に情報が圧縮されすぎているし、読み手を選ぶんじゃないかな。まあ物語がどういうものなのか、というのは一応わかるしそれ自体は面白いんだけど、そこにめちゃくちゃ人をひきつける魅力があるのか!? と言われると、土田世紀鳥山明またはジョージ朝倉なんかには及ばないと思う。濃度が高くなって逆に画面があっさりしたわたせせいぞう、という感じか? まあ、好きな人はめちゃくちゃ好きそうだなあ。B
参照URL http://www.mangaoh.co.jp/topic/takano.php
あ、そういえば「るきさん」は読みやすくて面白いねえ。