魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道 1巻 山田典枝 よしづきくみち

アニメとマンガで、主人公の出身設定違ったのかな? マンガでは長崎だけど、アニメでは東北? マンガは少し前にマンガ喫茶で読んだものなので次第に記憶が薄れていっているのだが……。アニメと小説では、ユメは岩手県遠野の出身のようですね。遠野といえば、民俗学の研究やうしおととらにも出てきたように、あやかし的なものの存在するところだと言われています。魔法と微妙に関連性がないといえなくもないじゃないですか。なるほどなあ。
アニメの1巻をビデオで観て、その後マンガを読んだ。けっこう話の内容、違うなあという印象。マンガだとまだ1巻だけだけど、けっこう切ない話が続いてます。とはいえ、うーむなかなか面白いです。絵もきれいだしなあ。魔法遣いが公務員として認知されている社会、という設定も個人的に新鮮だった。系統的なご先祖様は、魔女の宅急便だろうか?
アニメのほうも楽しく鑑賞できた。世界観は地味になんとなーく灰羽連盟っぽかったけど、そこまで秘めた暗黒面は感じなかったし、魔法でしてはいけないことがちゃんと現実的なのが面白かった。その制限のもと、どうやって魔法を使うのか、興味湧きます。続き観たいなあ。
アニメB、マンガB+

おれはキャプテン 3巻 コージィ城倉

おれはキャプテン(3) (講談社コミックス)

おれはキャプテン(3) (講談社コミックス)

攻撃力をひたすら重視する主人公チームと、守備力を絶対視する敵チームとの試合。いやあ、こりゃ本当に新しい切り口の野球マンガだなあと思う。理詰めとアクションがイイ感じでブレンドされて、ちょっとだけ古臭いユニフォームがいい味出してるなあという感じの内容である。うーん、なんというか、必ずしも根性じゃない野球マンガという印象で、かなり面白いです。表紙ひらいたところで、作者が「読者がこのマンガ通りにチーム作りをしたら、めちゃくちゃ負けたそうです」というコメントをしていて笑った。だははは、面白いマンガだなー。B+