2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧
幻の最終回の映画的リメイク作品。劇場でこれ観たらさー、こりゃ泣くよねぇ……。ドラえもんが帰る夜の野比家の、ドラえもんの夕食は山盛りのドラ焼き。いいねえいいねえ。のび太もそれを一つとって、ドラ焼きでお互いに乾杯。その日の夜は一緒の布団に入る2人…
ジャイアンとジャイ子がメインの物語。兄妹愛が描かれていてとてもいいです。茂手もてお君(もてもてお)がジャイ子と一緒に同人誌を作る(!)キャラとして出てくるんですが、名前の通り「めっちゃモテるキャラ」という存在なんですね。でもこれ顔がメガネ…
酔っ払いというものをテーマにした短編集である。面白い。酔っ払いというのは、見かけて絡まれたりすると甚だ不快な存在なのだけど、自分が酔っ払いになるというのは楽しいものである(楽しく酔える限りは)。その「酔っ払いのバカさ」「酔っ払いのおかしさ…
少年マガジンで連載されていたもの。全2巻ということから、人気はさほどなかったんだろうなあ。えーと、お笑い芸人を目指す2人の若者の物語です。シチサンメガネっていうのはシチサン分けでメガネをかけた男が主人公っていうことで。借りて読んでみたわけだ…
花輪和一の奇妙な世界にグイグイと引き込まれてしまう。話そのものは混沌としている。拳銃を見つけ、それを修理していく作者の世界(現実)と、鉄砲鍛治とその娘と周辺人物が繰り広げる昔話的世界がグルグル交差しながら話が展開していってる。「刑務所の中…
原作は有名な司馬遷の史記である。高校の頃に習った漢文の元になった話が色々あって面白かった。臥薪嘗胆とか、そういう故事成語のエピソードね。しっかしまあ、横山光輝の絵はめちゃくちゃ淡々としているなあ。なんせ、「ズバッ」とか「バキッ」とかの描き…
色んなテーマでもって、それにそって本読んで感想をマンガ的な挿絵つきで書いた(描いた)エッセイ作品。ダ・ヴィンチの後ろのほうにマンガ描いてるあの人です。今でもやってるのかしらないけど。ちょっとダラダラ感があるので、一気に読むと眠たくなります…
新作「銭」の発売間近な鈴木みそ作品。おとなのしくみ、最週巻です。忙しさとかネタの無さとかそういう精神的なしんどさで終わったこの連載ですが、いやいや面白い。ネタがないということをちゃんとネタにしてるじゃないか。色んな人や出来事を取材して描く…
うーん、面白かったなあ。この人のらんまやうる星やつらとこの短編集の違いは、藤子F不二雄におけるドラえもんとSF短編集ぐらいのギャップを感じる。いわゆる表と裏、というか。らんまのような、「生ぬるく永続する世界」ではなく、この短編集に掲載されてい…
新人の新連載はしばらく様子見てから感想書いたほうが個人的にはしっくりくるような気がするなー。・ピューと吹く!ジャガー ああ、あるあるこういうの。柱に足を置いて寝転ぶ姿勢、あるある。もう今週はこのポージングだけでオッケーでしょう、と思うような…
もう明日、次の号が出るじゃねーかね。あうあう。ていうかイブニングの最新号まだ読めてません。これももう次のが出るー。あー。
たまたま入ったブックオフで偶然見つけて購入。昔友達に借りてで読んだことがあったのだが、やっと自前のものを手に入れることができた。日本橋ファンのわたくしなのですが、これまた熱くて面白くて大好きであります。この人ほんとにこういう熱いマンガ、王…
ちゃんとした娯楽作品、という感じでした。ストーリーは目まぐるしくギュンギュンおかしく回転するということもなく、ちゃんと主要キャラに見せ場を作って物語を進めていました。今回は個人的にはジョニー・デップよりも、ロード・オブ・ザ・リングに出てた…
ジェット・リーは絶対よゐこの有野に似ていると思うのだが、どうだろうか。てな話は置いといて、HERO、非常に面白かったです。美しい剣術アクションてのは滅多に無い作品なのでそれだけでも楽しいのに、色彩豊かで音楽も和風、中華風の太鼓などのカッコよさ…
アメリカについてどう思うか!? そしてその先には何が見える!? ということを読者の胸ぐらつかまえてでかい声で語りかけるマンガであった。というと聞こえが悪いかもしれないからキチンと書くと、すごく面白い力作であったと思う。ひらすらに情報量を多く…
新連載サソリはもうちょっと間を空けてから読むかも。最近、バトルマンガにちょっと食傷気味でして。ジャンプであんまり肉体的にバトルバトルしてなくて読めるのって、アイシールド21(なんだかんだいってスポーツメイン)、シャーマンキング(因縁とかその…
橋本治の本を熟読すると、思考法が橋本チックになってしまいがちである。というか、このひたすらにくどくど書かれた論法によって丁寧に論を展開されると、本当に説得力がある。この本は日本の現代社会に起こった様々な出来事に関する時事論評だが、彼はちゃ…
マンガ職人、マンガ屋、プロ、色んな形容ができるマンガ家さんの力作傑作名作サスペンスであります。MONSTER「ヨハン」とそれを取り巻く人々の物語。一種の群像劇的ニュアンスもある。多くの人間とその各々の「なすべきこと」の積み重ねの物語の「結果」が「…
G戦場ヘヴンズドアの終わりし後のコミックIKKI。購読モチベーションは間違いなく下がっているわたくしであります。日本橋ヨヲコの次の作品もIKKIで描いて欲しいなあとしみじみ思うのよね……。うーん、IKKIはどうなんだろ。フリージアとかナンバーファイブあた…
テニスの王子様が表紙。もう買うのいややでぇ、わし。 ・アイシールド21 むおー、巻頭カラーだ。やっぱ面白いよなあこれ。カラーの水彩画っぽい絵もとてもうまくなっているような気がする。キャラ人気投票もけっこう票数多いじゃないか。これのやおい作品も…
初期の短編集である。最新作とはけっこうテンションも感覚も違う。それでも「ジョージの息吹、芽生え」みたいなものは十分感じることはできて、この人はどういう経路をたどって、今の作風に行き着いたのかなあとぼんやり考えた。まあ恐らくは「自分に存在す…
しばらく前にも(http://d.hatena.ne.jp/Fujiko/20030814)ジョージ朝倉マンガの感想を書いたのであるが、またジョージである。ほんとにこの人の作風はエネルギッシュ・ラブという感じがするなあ。1巻読んだときにはまだジョージ作品というものが僕は全然わ…
古今東西色んなジャンルの「マンガ」をテーマに夏目氏を含む数人のマンガ研究家の執筆陣がマンガを絡めたエッセイを数多く書いている本。「この社会に、この世界に、マンガの居場所はあるのか? あるとすれば、それはどんなところなんだ?」みたいな意味合い…
小説家であり役者でもある筒井康隆の近著。小説はこれからどうなるのか、などについて色んなところで書いたものを集めた1冊だ。エッセイも多く、筒井ファンの自分としては非常に楽しんで読むことができた。この人には長生きしてもっといっぱい書いてもらいた…
いわゆる昔流行した「謎本」系のものである。宮崎作品にまつわる疑問のあれこれを解明していったりしている本である。一般的なコンテクストの読解にとどまっているので、それほど深い切り込みや分析は無かったが、まあパラパラと読んで暇をつぶせるくらいの…
源氏物語をベースにそれをマンガ化(少女マンガ化)したもの。ひたすら「ラブ」の物語である。現代人からすると奇妙すぎる風習や文化を楽しみながら読める。しかし、作者の力量不足か、登場人物の顔の種類が必要最低限しかバリエーションがないように思える…
10巻、11巻はあれですね、いわゆる「ヒトラー暗殺編」です。歴史を変えるためにヒトラーを暗殺しなければならない。そしてその任務を負った人々とヒトラー側の人々の物語。かわぐちかいじは、複数の人間の「人間らしさ」を描くのがとてもうまい。沈黙の艦隊…
うん、続きが読みたくなる少女マンガですな。絵も純粋にきれいで正統派少女マンガだと思う。「正統派」と「王道」は違ってるんだけど、まあこれは正統派だと分類したい。1巻の時点では読みきりテイストになっていて、それゆえに複数のキャラが立つということ…
これも普通に良質のマンガだと思う。えー、スプリガンの作者なんだよね。このマンガは「乗り物ならなんでも乗りこなせる」という特殊技能を持った高校生が、その特性を生かして色んな敵と戦う、というコンセプトのマンガであります。で、とりあえず3巻までの…
かつての満州・日本・中国を舞台にした本宮マンガ。メインの主人公は商工官僚、本多勇介でありこのマンガは彼の半生を描いたものになると思われる。1930年代、世界恐慌の影響で日本の政治的な実権が軍部へ移りゆく状況の中で、自分なりの「正義」考え、それ…