涼宮ハルヒの退屈 谷川流 いとうのいぢ

涼宮ハルヒの退屈

涼宮ハルヒの退屈

先日京都テレビで初めて涼宮ハルヒの憂鬱を見た。なかなかとっつきやすいアニメで好印象。原作を持ってる人から借りたので読んでみる。今のところ8冊か。
全体的に読みやすい。ライトノベルだからかどうかはわからんけど、スイスイ読める。西尾維新なんかと比べても非常に読み進めやすい感触だった。涼宮さん朝比奈さん長門さん古泉くんキョンくんとその妹、キャラクターの類型も理解した。まだ1冊しか読んでいないし伏線っぽいのとか色々ありそうだったのでこういうのは全シリーズ読んでからでないと評価しにくい部分もあるのだが、とりあえずは面白かった。でもまだネットでの熱狂的な人気の要素までは理解できずです。ふうむ。キャラクターについては、ある程度の分量読まないと、ちょっと魅力を感じにくいかなあ。ハルヒみたいなやつには僕は対応も傍観もしにくいしなあ。長門さんも普通に考えたらとっつきにくすぎる。まあ学園日常モノというフォーマットは好きなので読んでいこうと思います。この巻は4話収録。

涼宮ハルヒの退屈
野球にものすごく都合よく勝つ話。ううむ、これ読んでこの作品世界ってほぼ何でもありなんだなあと思った。

笹の葉ラプソディ
あ、なんかSF的で面白かった。これも伏線感バリバリだ。

ミステリックサイン
観念世界的な何かを感じる。

孤島症候群
メタ探偵モノ。これ思いっきり長編にしても面白そうだなあ。

とりあえず単体としての印象はまずまず。B

ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦 29,30,31巻

ジョジョ第4部の感想を少しずつ書いていきたい。僕は今のところ4部が一番好きだなあ。メモ程度になってしまいますけども。

第4部 ダイヤモンドは砕けない

29巻 東方仗助 登場する
空条承太郎! 東方仗助に会う
東方仗助! アンジェロに会う
虹村兄弟

髪型でキレるというなんともインパクトのある登場であった。承太郎も登場して、今後の盛り上がりを大いに演出しているなあ。ジョジョはけっこうRPG的要素が多いよね。あれしてこれしてなにするためにどこそこへ行かなければならない……という系統の。その始まりを感じさせる29巻でした。アンジェロがまた相変わらずジョジョ的にどうしようもないひでえ悪役で印象に残る。そして最終話で虹村兄弟のエピソードに入る。

30巻 虹村億泰・形兆
虹村兄弟

グレートだぜ! 億泰! とその後出てくる名セリフのあの億泰が仗助と共に活躍。ザ・ハンドはすごいスタンドだなーと思うぜ。ちょっと頭が悪そうなところもいいですな。それに比べて形兆のバッド・カンパニーはまだわりとスタンダードな攻撃型スタンドな気がする。なんというか、スタンドの応用力の度合いが高いスタンドのほうが強いっぽいよなあ。でもジョジョは毎回ほとんどのスタンドと対決するときに、主人公側もかなり絶体絶命の危機に陥るので迫力がある。単純な戦闘力数値的なものではない、知恵と勇気と工夫と根性(精神力)でバトルが成り立つというのは凄いことだ。

31巻 広瀬康一(エコーズ)
広瀬康一(エコーズ)
間田敏和(サーフィス)

広瀬康一大活躍。ザ・ロック(小林玉美)にやられそうになった母と姉を救うべく、玉美に対する怒りでスタンド発動。エコーズってなんかアメリカンな言動をするよね。そのあたり康一くんとキャラが違ってて面白い。玉美の人間的いやらしさの描き方も素晴らしいです。いやあ、実に卑怯で憎たらしい! ははは。エコーズにやられてからの玉美はなんか大きさが小さくなって、岸辺先生とのチンチロリンのときに登場したときにはなんか三頭身くらいの大きさになっていた。なぜじゃ。
そしてサーフィス。コピーロボットの超すごい版みたいなスタンドだなあ。これも知恵と工夫で仗助勝利。その後間田くんも康一くんのツレに。間田くんの人間的いやらしさも抜群です。サーフィスを女の子に変えてあれこれしようとしたけどダメだったとか。