アクメツ 9巻 田畑由秋 余湖裕輝

悪を滅する男、アクメツが今日も悪をぶっ殺す。今回は道路公団族議員のドンがターゲット。亀井静ソックリなキャラが悪人っぷりを存分に披露してくれています。高速道路、本当に必要なの? という視点で非常にわかりやすくとっても悪い(笑) チャンピオンってすげーマンガ載せるなー。なんというか、ロックですよ。ジャンプという存在がマンガ業界であまりにもメジャーであり大手であるということは、視点を変えれば一種の「体制性」みたいなものすら持っているとも考えられるわけで、となると他の少年誌はプチジャンプ、もしくはアンチジャンプ的な存在であると。チャンピオンはエロい作品もあるしこのアクメツみたいなものすごいインパクトを与えるダークヒーロー的な作品もある。こういう「むしろ逆に一周してジャンプには載りにくいかも」的なものをガンガン掲載しているチャンピオンは、そういう意味でロックであると。
んむー、なんかよくわからん説を語ってしまった。まあ「そういう見方を(あえて)した場合の見解」であり、個人的にはマンガ雑誌に少なくとも政治的な意味での体制的・反体制的なものがあるとは僕はあまり思わない。単に業界内での大手、アンチ大手という比較をしてみただけです。さらに厳密に言うとチャンピオン誌も十分に大手ではあるしなー。B+