へうげもの 7服(巻) 山田芳裕

へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)
へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)山田 芳裕

講談社 2008-08-22
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いやいや、相変わらず凄まじいなー。高いテンションで突っ走ってます。
絵の技術的には前作からそれほど変わってはいないんだけど、コマ割とかパースのねじれとかキャラクターの立て方とか、この人のそういった部分の表現技術は僕はとても好きで、絵を見てるだけでも相当面白い。

主人公らのみならず、伊達政宗とか石田三成とか、あの辺のキャラクターも造形的にかなり面白い切り取り方で。伊達さんが頭剃られながら「あ、い・て・ェ」と歌舞伎の型取るシーンで頭からピュっと血が出ていたり(!)、秀吉は付け髭がやたらぽろぽろ取れたり(あれはあれで、どういうシチュエーションで取れてしまうのか、という読み方が出来て面白い)演出も非常に楽しい。小堀作介も登場し(オカマキャラ)、チーム古田織部も陣容が整いつつあり。徳川家康にも「あの」天海僧正が加わる。天海さんはあそこで出たあの人だったとは! という解釈でこれまた面白い。そして織田長益は有楽斎に。

BSマンガ夜話へうげものの回の誰かの発言で知ったのだけど、最初は利休を主人公にしたかったとか。でもちょっと難しいので古田にしたと。しかし7巻読むとこれ、完全に利休のストーリーになってるよなあー。見開き2ページ使って千利休が弟子の山上宗二の生首見て衝撃を受けるシーンを描いた歴史マンガなんていうのは、歴史マンガ史上初ではないかな。目の部分がベタで塗られている状態で、布団の上の蠅を追っ払うところの描写なんかめちゃくちゃゾっとする。もうすぐ豊臣秀長も死にそうだし、千利休の死へのカウントダウンがいよいよ始まる。A