3月のライオン 2巻 羽海野チカ

3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)
3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)羽海野 チカ

白泉社 2008-11-28
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ISBN:4592145127
じっとりと物語が展開してゆく第2巻。魔界のごとくカオスな雑誌、ヤングアニマルにもバッチリはまっている感もある。もー二階堂がたまらんねえ。いいっすわー彼。キャラクターの強さと、彼の戦わなければならない環境に大きな説得力がある。だからこそ僕は彼に決して死んで欲しくない。そしていつか、二階堂が主役のスピンオフも描いて欲しい!
桐山と幸田香子との「関係」、ひなた、モモの暖かさ、二階堂の熱さ。群像劇がじっとりと動き出す。フレーズ単位でカウントはしていないんだけども、モノローグがどんどん増えていってるのが印象的。羽海野さんは、才能を有する者の内面を描く。同時に、社会の生活者として日々生きていくことの尊さ、立派さを描く。才能があろうがなかろうが、勝負を投げず、実直に、まっとうに生きていくことの大切さ。こういうのをストレートに描く人っていうのは、素敵な作家さんだなと思う。A-

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