ケロロ軍曹 13巻 DVD

ファーストシーズン最終巻。51話の最終話(擬似的な最終回)はストレートに感動した。ケロロ軍曹達と、日向家の面々及び主要キャラクター達との別れのシーンは涙せずにはいられない。去ってゆくシーンと、再会の感動。再会のきっかけにジオングのプラモデルが使われるところは、本当にしみじみとケロロ軍曹ガンプラ好きを感じさせるものでありました。そして一度消した記憶をちゃんとよみがえらせることができるように、バックアップをとっていたグルルは実はひそかにちゃんといいやつだ(笑)。

49話、50話も高いレベルで楽しい、元ネタへの愛情溢れるパロディと、スカーンと軽いオチで楽しく鑑賞できました。構成としては、50話と51話を続きものにしたほうが、最終回の味わいはより深まるのではないかとも思いましたが、そうじゃないにしても、最終回の「30分の濃度」というのはかなり充実したものであり、満足です。セカンドシーズンもぜひ観たいところ(たまにテレビで観ています)。でも、主題歌とエンディングは、セカンドシーズンのものよりも、このファーストシーズンのほうが好きだなあ。A
こんな人にオススメ
藤子・F・不二雄作品(特にドラえもん)が好き
ガンダムが好き
・愛情溢れるパロディが好き

みうらじゅん・いとうせいこうのTV見仏記 1巻 DVD

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
お互いを“仏友(ブツユウ)”と認める、みうらじゅんいとうせいこうが全国津々浦々の仏像を訪ね、イラストとエッセーで紹介した「見仏記」がDVDで登場。2001年5月にスカイパーフェクTVで放映された番組を再編集したオリジナル編集版。

これについて書くにあたって、カテゴリーどこに入れるべきか迷った。その他としか言いようが無い! みうらじゅんを語るならば、みうらじゅんというカテゴリーが必要かもしれんなと思った今日この頃であります。

さて、みうらじゅんいとうせいこうによる見仏(けんぶつ)の旅。書籍のほうはずっと読んでいて、いつかテレビ版のを観たいなあと思っていたところ、スカパーでやってました。ちなみに地元のローカル局でもたまに放送していた。

で、このDVD第1巻は京都編ということで、嵯峨野とか月輪寺とか行ってるわけなんですが、二人のゆるい会話のやりとりや土産物店を物色するところなど、何気ないゆるやかな時間がたまらなく素晴らしいんですね。「旅の道中の楽しさ」というものを見せ付けられ、自分も人と一緒にどこか旅に出たいなあと思ってしまう。

そしてハっと気づかされるのは、みうらじゅんの「視点」のユニークさ。仏を外タレと見立てたり、USJとお寺(極楽浄土)を対比させたりと、エッセンスをつかんだ視点は本当に面白い。まあそもそも、仏像、仏様を「ブツ」とネーミングした時点でこのあたりはみうらじゅんの圧勝なんですねえ。

それにしても、月輪寺って山を1時間も行かなきゃならないんだなあ。昔、いっぺん行こうと思ったことがあるんですが、こりゃ相当覚悟していかないかんですな……。

大変面白いDVDでした。欲を言えば、マイクが二人の声を全部拾いきれていない部分があるので、そのあたり集音装置をもっといいもの使うかどうかして、音質を上げて欲しいところです。A

名作・書籍版の「見仏記」はこちら↓いとうせいこうの文章と、みうらじゅんの仏イラストが絶妙なバランスで組み合わさっております。

見仏記
見仏記
posted with amazlet on 06.02.27
いとう せいこう みうら じゅん
角川書店 (1997/06)
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