名探偵コナン紺碧の棺 DVD

予告編CMには毎度おなじみのらーーーーん!の絶叫が無かった。大きな謎と推理を、小さな謎と推理で詰めていくっていうのはわりかし安心してみていられる面白さがあるのだな。今回は怪盗キッドも関西人の探偵もいなかったのは少々物足りない。原作者と声優の離婚を含めて観ると妙に感慨深いものがなくもない。海中深くに沈んだ船を舞台にしたバトルシーンは迫力があった。なんか、海や空っていうのは舞台栄えするよなあと思う。なんだかんだで興行収入26億円というのはたいしたものだ。
・犯人の動機が微妙(まあ犯罪者の動機で納得いくものなんていうのは一般的に少ないんだけど)
・推理サスペンスというよりアクション要素がだいぶ多い。一部ジョーズか。
・結局園子はどうなんだ。
・今までのところ、ベイカー通りの亡霊が最高傑作かなあ。バランス的に。
今回はややマンネリを感じざるを得なかった。B

百式2007 2丁拳銃 DVD

2丁拳銃の100分漫才。あまりダレることもなくコンスタントに面白かった。しかしこれ「100分続けてやる」のに意義を置いているあまり、やっぱりテンポやメリハリがつきにくいような印象を受ける。話の切り替わりがスムーズではあるけれども、タカアンドトシの「欧米ツアー」のように、全体としてはまとまって一つの枠の中で多くの形式の漫才をやりながらも、1本1本は独立させて続ける形式のほうが僕はいいと思う。100分漫才はなんか、歌手のライブみたいな感じなんだよなあ。しかし今までに無い新しいことをやろうとするその心意気やよし。その気持ちは立派。B

参考
時かけ2006/タカトシ2006 - 地球にマンガがある限り!
http://d.hatena.ne.jp/Fujiko/20071013#p2

ミュータント・タートルズ DVD

ミュータント・タートルズ -TMNT- 特別版

ミュータント・タートルズ -TMNT- 特別版

小さいときに見た実写版みたいに面白いかなーと思ったらそうでもなかった。フルCGでニューヨークの地下の暗さ、雨天の薄暗さを表現しているのはなかなかうまいと思うが、どうもケレンミが無く、痛快娯楽という感じではなかった。闇にうごめく亀忍者っていうのは、ほんとに面白カッコイイのになあ。場面場面ではおっと思うところは多々あるんだけど、全体としてもうひと爆発欲しかった。面白くないということはないんだけど、鑑賞後の満足感が自分でもなんでだろうと思うほど少なかった。うーん。C