平成よっぱらい研究所完全版 二ノ宮知子

酔っ払いというものをテーマにした短編集である。面白い。酔っ払いというのは、見かけて絡まれたりすると甚だ不快な存在なのだけど、自分が酔っ払いになるというのは楽しいものである(楽しく酔える限りは)。その「酔っ払いのバカさ」「酔っ払いのおかしさ」を作者の視点で描いた作品。絵はうまくないけど、酔っ払いを楽しそうに描いてる姿が好感持てるのでいいなと思った。酔っ払いパワーで何でも解決してしまう話があったのだが、それが一番バカで面白かった。B