「鈴木みその情報量」

http://media.excite.co.jp/book/interview/200310/
鈴木みそインタビュー
最新刊「銭」に関してのインタビューです。

鈴木みその取材マンガは、とにかく情報圧縮率が高くてその処理がとてもうまくて読み応えがあり、面白い。マンガの一コマ一コマの中にどれだけ濃密な情報を込められるか、というのはマンガの一つの楽しみ方である。もちろん情報濃度は薄くても面白い作品は多々あるのだけれども、読むスピードは繰り返し読めるかということを考えると、情報圧縮率の高いマンガは非常にコストパフォーマンスがいい(テニスの王子様と比較してみるとよくわかると思う)。えーと、情報圧縮率が高いのは他には甲殻機動隊機動警察パトレイバー、タッチやあずまんが大王なんかがありますね。読み方によってはドラえもんもものすごく濃いんだけど。

というかねー、これだけのいい仕事をしている作者がさ、テニスの王子様より売れていない(儲かっていない)というのは、マンガ読みとしてはとってもひじょうにものすごく悲しいなあと思います。メジャーってなんなんですか。マイナーってなんなんですか。

あー、ここでマンガの読み方として、全体の絵と細部を観るというものがあるような気がするんだど、それはまた別の話だな。とにかく「銭」は面白いのでめちゃお薦めですよっていうことだ! 銭の感想文は後日。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757715412/excite-jp-sp-22/249-5800666-7449107 「銭」ほか。