まっすぐな道でさみしい 2巻 いわしげ孝

種田山頭火の伝記的マンガ。山頭火のダメ人間っぷりと石川啄木のダメ人間っぷりはなかなか双璧かなーと思うんだけど、どうだろうか? いや、どうでもいいんだけども。落ち込んでいるときにこれを読むと、さらに落ち込んで人生イヤになります。うーん。やー、マンガは面白いですよ。2巻では家が落ちぶれて滅んで、熊本に来て商売をするもうまくいかず酒浸り……というところまでいってます。結局のところ、お金と文芸というものは切っても切れないものなんだよなーと改めて思ったり。お金が無くてはアートもブンガクもあったもんじゃないですね、というのはあるなあ。餓死しそうな北朝鮮の子供がいたとして、俳句や文学や現代アートに何ができようか? という話だよな。B