コミックIKKIとマイナーということ
先日、本屋でIKKIとアフタヌーンを買ってきた。ゆっくり読む予定。本屋ではアフタヌーンは平積みだったけれど、IKKIは最後の1冊だった。これ、発行部数的にもIKKIのほうがけっこう負けてるというか10万部もないらしいから、僕の普段行ってる本屋で扱われなくなると困るなあ。頑張れIKKI。集英社がIKKIっぽい雑誌を作らないのは、やっぱり売れないかららしい。ああ、笑うに笑えない現実。
参考→http://www.ikki-para.com/ コミックIKKIホームページ
IKKIというのは小学館から発行されている、わりとマイナーな漫画家が(大学院の同期の人では、ほとんど知らないという程度の知名度の漫画家)たくさん書いてる月刊誌の「コミックIKKI」のことなんだけど、そのマイナー性、対象年齢のよくわからなさから、部数的には上記の通りイマイチらしい。雑誌のあり方(「コミックは未だ、黎明期である」というロックなキャッチフレーズを見よ!)とか、編集者の心意気みたいなものはガンガン伝わってくるんだけど、なんかこう、コミックバンチくらいのインパクトはないみたいなんだよなあ。面白いです。昔は隔月刊だったのが、そこそこ売れたのか月刊になったまではよかった。ただ月刊になってから、ページ数が薄くなってお値段変わらず、という微妙にコストパフォーマンス的にどうか? という評価になってきた。俺の中で。その点マイナーかつオタク的、という価値観をベースにずんずんとわが道を進むアフタヌーンは安定しているような気がする。IKKI、創刊号から毎号買ってるので頑張って欲しいんだけどなあ。創刊号を買った理由は松本大洋と日本橋ヨヲコが描くから、という理由でした。うーん。マイナーっちゃマイナーだよな……。つきつめるとメジャーとは何か、マイナーとは何か、という問題になるなあ。これについてもいつか考えていきたいテーマだけど、とりあえず今日はここまで。