「新選組!」が面白い。

http://www3.nhk.or.jp/taiga/
7月までポツリポツリとしか見ていなかったのだが、7月以降猛烈に面白い事になっている。別に悪い意味で面白いんじゃなく、正当に盛り上がっているという事だ。まあ半年下準備で、こっから年末まで猛烈に盛り上がっていきそうな感じだなあ。とはいえ、もう芹沢鴨も死んだし、池田屋事件蛤御門の変も終わったし、山南さんも死んだけども。ドラマでは沖田君が芹沢を殺しており、山南さんの切腹介錯もあって、「私の好きな人達が、皆私の剣によって死んでいく」と昨日嘆いていた。ごもっともだと思った。山南さんの逃走は沖田君によってオープニング数分(テーマ曲以前! この所の「新撰組!」のオープニング数分の情報の凝縮量、存在感はすごいぞ。見逃せないぞ。)

鴨暗殺も池田屋事件もその前も蛤御門の変も名作(という日本語でいいのか、この場合?)だったが、昨日の山南敬助切腹も凄く良かった。いや、切腹が素晴らしい制度だ、というのではなく(当たり前だ)、演技、脚本、演出全て良かったなあという事だ。なんか今日はこんな文末が多い雑記だなオイ。堺雅人すげかっこいい。現代にいたならばミリタリーオタクとか戦術オタクとかになっているかもしれんけど、まあ堺雅人だしいいか。あと佐藤浩市も良かったなーと思う。まさに熱演だべよ。壬生義士伝は読んだ事ないんだけど、色んな新撰組ファンの人から読め読め言われているので興味沸いた。(でも新撰組ファンの人でも、水木しげるの描いたマンガ「近藤勇」は読んでない人のほうが多いみたい。読めや! ←ちなみにレビューで取り上げています。→http://d.hatena.ne.jp/Fujiko/20040426#p2

友達の新撰組好きの女の子は、佐藤浩市堺雅人が大好きで「私の新撰組は今週で終わりやわ! 最終回やわ!」と悲しんでいた。けど昨日はあまりにも山南さんがかっこよかったので泣くよりもむしろニマニマしてたらしい。なんとまあ。あと昨日の山南さんはベジータよろしく、切腹するときに頭の血管がグビグビと浮かび上がっていたので良かった。背もそんなに高くないようなので、ドラゴンボールを実写化するときはベジータは一つ堺さんで!

話がそれたけど俺としては女性からはオダギリジョー斎藤一のほうが人気あるかなあと思ってたんだけど、それほど偏ってもいないんだね。土方ファンもいそうだし。あと、武田観柳斎伊東甲子太郎の「自覚してないうっとおしいヤツ・わかってないヤツっぷり」が素晴らしいです。伊藤くんは「山南さんをしのんで、歌を詠んでみました」とかいって、悲しみに暮れる土方・近藤の前でそれを読んでスゲーうざがられてたし。いちいちいらんこといって土方に一喝される武田と共に、空気読まない人ナンバーワン、ツーですな。

どうでもいいけど、俺も近藤局長よろしく口の中に拳がいい感じで入ります。危険ですよこれ。

追記
色々と他の感想系サイトやはてなダイアリーを読んで、皆すごくこの番組と登場人物に愛着をもって観ているんだなあと、感動した。正直言って、山南さんについて熱く語ったサイトを読んで涙したくらいだ。
伊東甲子太郎山南敬助のことを高く評価していたんだろうなーというのは細かいエピソードや資料でわかったんだけども、最後の歌を詠むところは、「いや、わかるけどもやはりそこはタイミング的にまずいよ!」という「志村ー後ろー」的な気分であるよ。ああ、他にもなんだか色々と猛烈に新撰組について語りたくなってしまっておるよ! ムヒョーイ! これ、再放送とかしないかなあ。あるいはDVDとか出て欲しいところですよ。7月以前のとか観たい。