THE WORLD IS MINE 1〜14巻(完結) 新井英樹

かなり前にマンガ喫茶で一気読みした作品。うーむ、新井英樹の傑作ですな。とにかくインパクトの強い作品だった。人が死ぬ事が実にアッサリ描かれている。うーむ、そうなんだよなー。人の命というのは崇高なものであると同時に、アッサリと失われるものでもあるんだよな……。モンちゃんの大暴れ、ヒグマドンの大暴れ、どちらも読み応えありまくり。特にヒグマドン襲来編では、街中にゴジラが現れた時の衝撃みたいなものが、非常に生々しく描かれている。大いなるものに対する畏れとか、目の怖さとか、そういう描写も必見です。絵だけすごいようだけど物語も凄まじいの一言。それぞれの必死の主張のぶつけ合いは、痛快さすらある。色々な考察や解釈ができるだろうと思われるので、時期を見てまた読み直したい作品である。A−