新選組血風録 司馬遼太郎
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/04/18
- メディア: 文庫
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さて血風録。燃えよ剣を読んでからこっちを読んだのですが、いやーもう何を言うこともなくとっても非常に素晴らしく面白かったです。近藤勇、土方歳三は言うまでもなく、斎藤一、「御法度」の加納惣三郎、「源さん」井上源三郎、沖田総司といったメジャー所の人物がしっかり抑えられて、それぞれの細かい性格、人間味が出まくりの短編集でした。1年間ドラマを観て、色々な視点から新選組を堪能してみたいなーと思ってまたチョロチョロと読み返してました。まあメジャー所の人も当然面白いわけなのですが、高台寺党の篠原泰之進にもスポットが当てられていて印象に残った。他にはドラマでは桂吉弥が好演していた山崎蒸。いやあ、山崎さんは実にいいですなあ。生まれ、育ち、新選組内での地位、役割、「数奇な運命」と一言でまとめるのも非常に乱暴なのだけど、彼の人生もまた、波乱万丈なものだったなーと思いました。A-