スパイダーマン2

これは、青年になったパーマンの物語かもしれない。少年少女のヒーロー、ヒロイン願望としてのヒーローではなく、実生活のある、送るべき日常を持った青年がヒーローになるということ。ヒーローであることがばれてはいけないということ。そのあたりの苦悩がとても良く表現されていてしみじみと面白い。で、まあ苦悩だけで終わってしまうと内向的鬱ムービーになってしまいかねませんが、ちゃんとアクションもド迫力で健在で素晴らしかったです。電車の上でのスパイダーマンVSオク・ドックのバトルは電車のスピード感と合わさって大迫力。また、ビルの合間を特殊能力の糸でビュンビュン駆け巡るシーンも非常に爽快。いい映像とエンターテイメントしている脚本で、良作でした。B+