本の業界真空とびひざ蹴り 本の雑誌編集部

内容(「MARC」データベースより)
三流ビジネスマンよ書店から出て行け! ガンバレ書店員! 旧刊紹介をもっと充実させよ! 『本の雑誌』巻頭の出版業界への提言ページをまとめる。1979年~2001年まで、出版界の移り変わりが読みとれる。

出版業界、本屋への提言などをモリモリ満載しら1冊。本の雑誌の巻頭の提言ページをまとめて収録。一つ一つの提言がエッセイ的でありとても読みやすく、内容もなかなかスリリングで面白かった。中でもここ数年(とはいっても2001年までなので、90年代後半から2001年まで)の話がやはり身近に感じた。パソコン通信からインターネットへの過渡期かつインターネット全盛期の時代への大きな流れの中での出版業界。これは面白かった。テクノロジーの発達と、紙に印刷された活字を中心とする出版業界との差、これからの道しるべなど、考えることはたくさんある。本の雑誌社の「それでも俺らは本が好きなんだもんね! 愛してるんだかんな!」という想いはひしひしと伝わった。良かったです。B+