サイバラ茸5 西原理恵子

サイバラ茸5

サイバラ茸5

出版社 / 著者からの内容紹介
人気シリーズ第五弾の迫力マンガ作品集。コンビを組んだ作家たちが嫌がることばかりを描き続けた共著から西原マンガだけを収録。大沢在昌氏の文庫解説マンガやら伊集院静清水義範鴨志田穣らメッタギリ。

けっこう昔懐かしい! そんな初期の感じの作品も多数収録されている。そろそろこのシリーズも使う素材が切れてきたんだろうかしらん。西原さんの漫画家人生のあれこれというか、この人は生活をエンターテイメント化して描くのが本当にうまいなあと思う。愛のような毒、毒のような愛もなおギラギラと力強い。しかしあれだなあ、マンガでここまで賭博のことを思いっきり書いても、公権力的には全然大丈夫みたいですな。怪作『脱税できるかな』では税務所との生々しいやりとりが描かれていたが、これもバクチでどれくらいスったかということが血のような涙とともに描かれている。シリーズも5作目、ファンなら読もう、という具合でしょうか。サクサクさーくるとらんぼうは完全に未読だった。B+