トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション DVD

トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション

トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション

またトニー・ジャーの映画人最強伝説が記された。かわいがっててかつ神聖なものとされていた象が盗まれてしまう。愛象を取り戻すために主人公は敵地へ乗り込む……というのが大筋ですな。アクションシーンの見所は多数あるが、やはり終盤のクライマックスが圧巻だった。3分ちょっとの尺の間に、ザコ的な敵さんが49人連続で手足色々なところをトニーさんに骨ポキポキ折られていくんですよね。もう異常にいいテンポでポッキンポッキン。はいポッキン、次ポッキン、それポキポキ! みたいな。あと敵のアジトは吹き抜けの構造になってたんだが、3階くらいの高さからピューンと落っこちてしまう人もいた。ノーCG、ノーワイヤーアクションというのだったら、この骨折と落下はマジで大丈夫なのか心配になる。ある意味ノンフィクションですなこれ。トニー・ジャーにはまだジャッキー・チェンみたいなコミカルさがないけれど、これからそういう面も出てくるんだろうか。アクションの能力としては、彼はポストジャッキー・チェンにふさわしいと思っているので、今度はちょっとしたコミカルさにも期待したいところです。しかしこの人、織田裕二に似てるよなあ。B+