レバレッジ・リーディング 本田直之

毎月数百冊のペースで新刊が登場するビジネス関連書から、自分に役立つものだけを効率よく選び、しかも短時間でモノにする方法はないか――。年間400冊以上を読破して、確実にキャリアアップに役立てているという著者は、いわゆる「速読」とは全く異なるやり方で、多忙な日常に「多読」の習慣を取り入れる方法を提案する。

頷くところしばしば。読書の意識改革だなー。本の選び方読み方買い方から指南しているっていうのはなんだかちょっと橋本治的で親切で良いなと思った。読む必要性(損得勘定レベルでの「読んだほうが得!」など)のアプローチから、何をどう読めばいいのか、というアプローチ。線を引っ張ったりするための文房具は適当でいい! という断言はまあ心理的な敷居をほんとに低くしてくれるなあ。不要なところは読まない、必要なところを読んでからメモにまとめるというのはこれまであまり意識していなかったポイントなので、今度ちょっと実行してみたいと思う。僕は不要かなというところもざっとは目を通してしまうタイプなので、特にメモのほうを重視かな。これもPCでテキストベタ打ちでいいので10分以内くらいを目標に。まあこういう本を読むと何となく派生して「人生の豊かさとはなんであろーか」なんてことも考えてしまうなー。B+