NANA 19巻 20巻 矢沢あい

ナナがソロ活動をスタートさせるという流れなんだけど、ソロ活動内容の話に全然踏み込まない。うーむ。でもってレンの不幸な未来を示唆させるモノローグ。ナナも将来的に奈々子の前からいなくなるような事を暗示させるセリフもあり、この群像劇どう着地するのかなというところ。

レイラは自ら進んで愛人になりたいと言いながらタクミとやっちゃったし、内向きの人間関係コミュニティの濃厚さとグダグダさはちょっとしんどいものがある。周囲の人間のことを考え、全体をうまくまとめる役割を負ってしまっているヤスに心底同情してしまうわ(笑) 絵は相変わらず非常に綺麗だなと思うんだけど、単行本サイズだとやっぱり小さくなってしまって見にくいのは残念。モノローグと作中の時間がシンクロするとき、この物語は完結するのだろうか。レンのヤク中もタクミの知るところとなり、社長ぶん殴られる。いやこれしかし、レンにも相当の社会的制裁がないとこの人反省しないんじゃないかと思ってしまうところ。次巻どうなる。B