ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田望夫
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) | |
梅田望夫 筑摩書房 2006-02-07 売り上げランキング : 1043 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
ISBN:4480062858
Googleという思想、ウェブという媒体。Googleによる思想革命とは、みたいな一冊。テクノロジーそのものが世界を再構築するというロマンは壮大だなと思う。かつてGoogleが登場したとき、その存在は「ヤフーより便利な検索サイト」という感じのものだった(あくまで僕の認識だけど)。その後、Googleは新たなサービスをジワジワと打ち出し、「ネットの向こう側」にサービスの本質を置いていった。Gmailが登場した時あたりから、「Googleはなんかすごいぞ」という感覚が強くなっていった。Youtubeの買収、Googleマップ等のサービス展開、そして最近はGoogleストリートビュー。ストリートビューは世界中のプライベートを公開してしまうものでもあるとして、争いが起こっているところ、Googleはめげずにジワジワと「世界中の知の再構築」を進めている。そして日本における「株式会社はてな」の存在。ビル・ゲイツがGoogle買収を考えていたのははじめて知った。ネットは今後10年で、過去10年よりも凄まじい速度でさらなる進化を遂げるだろう。その進化の先、方向性がどういうものにあるのか、まだはっきりとはわからないけれども、僕はネット生活を楽しんでいきたい。B+