最短で結果が出る勉強法 荘司雅彦

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)荘司 雅彦

講談社 2007-06-26
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内容(「BOOK」データベースより)
マトリクス計画表、3回転学習、マーキング法、長期記憶定着術…カリスマ弁護士が「一生を劇的に変えるノウハウ」を大公開。

2007年に出てる本で、最近の勉強法関係の本ではけっこう定番みたいな感じ。東大卒・社会人経験を経ての司法試験短期合格者だけに、簡単な資格をたくさん取ってる人の本よりも実績としてかなり説得力がある(そっちはそっちで使える部分もあるんですけどね)。実践的に使える計画表とか、基本書1冊に全ての情報を集約させるとか、マーキングの方法とか、「勉強ってどうやっていいかわからん」という立場の人には非常に具体的であり実用的だと思う。ある程度自分で勉強法が確立されている人には確認あるいは応用・補足的に使える1冊。個人的に読みながらメモったというか、書き留めてたところは以下の通り。メモ書きそのままです。セブンイレブンで売ってる酸素缶、あれって脳の疲れを取るのにいいんですかねえ。今度試してみようと思います。

・合格体験記は時期ごとに読む
・全ての情報を基本書に集約させる
・勉強グッズとしての 酸素エアチャージャー ブドウ糖 瞑想用CD エナジーライト
・合格のイメージを強く持つ 具体的に
・可処分時間をしっかり計算して出す事が計画達成に必要
・あんまり考えすぎない(寝かせる)事も大切だが、重要なポイントについてはとことん考える
法律学は条文の解釈学だ
・条文には体系がある
・3ヶ月なら長期回転2ヶ月、中期回転3週間、短期回転10日プラス1日 試験前日最短期回転
・2段階マーキング法 定義・結論・理由・判例を別の色でぬる ダーマトグラフ
・1時間単位での勉強、最後の5分を記憶喚起と記憶保持、黄金の作業
・時間と効率のためには、カネを出し惜しんではならない!!(そのカネを惜しむことで、勉強して試験に合格するまでの時間が延びる事による損失はいくらか? ということを考える)

あとメモらなかったけど、英単語の覚え方(「やったけど覚えられない」という人、ここまでやってください!」みたいな内容)は確かにそこまでやって忘れたならしょうがないよねっていうくらいのいい方法なのでためになった。

勉強法本に関しては、以前レビューした速読勉強術―限られた時間で差をつける!  宇都出雅巳が過去問の重要性・有用性をしつこいほど繰り返して説明していたので、あわせて読むとスパイラル効果があるかもしれません。共通しているのは、「インプットすべき情報を集約し、何度も何度も繰り返す」ですね。その集約方法はテキストだけでなく、最も使えるのは過去問であり(出題者が聞きたいところは本質的に共通している)、模試であったりすると。A-