名探偵コナン 戦慄の楽譜（フルスコア） DVD

劇場版 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア) [DVD]
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劇場第12弾。今回は小五郎のおっちゃんの出番はあまりなく、しょーもない推理を1回披露して終わり。昔の作品では、かなり美味しいところを持って行ったりもしたことがあったんだがな。今回はコナンとゲストキャラの活躍がメインでした。

今回は「絶対音感」がキーワード。パイプオルガンをはじめとする楽器で色々演奏されるシーンがある。映画館でアメイジンググレースが流れるとけっこういい感じに盛り上がったんじゃないだろうか。事件としてはわりと個人的な人間関係が中心で、ミクロな感じで収束するエピソードだったが、劇場の爆破とパイプオルガンのキーを連動させたのは個人的になかなか面白かった。ゲンタも相変わらずちょっとうざくて変わらんなあ。B

小五郎降板について

asahi.com（朝日新聞社）：アニメ「名探偵コナン」小五郎役の神谷明さん降板 - 文化
さて、9月のコナン関係といえばこのニュースで激震が走ったわけですが、作家の高千穂遥さんはこのように論評している。

日々是口実　9月26日
http://www.takachiho-haruka.com/koujitu/koujitu.htm
外出もせず、とくにこれといったテレビを見るでもなく、淡々と時間が過ぎで夕方になった。18時からコナン。いまのところ、小五郎の声はまだ神谷明さんである。しかし、びっくりだね。探偵ものの主役は、最後に謎解きをする人である。この作品、キャラとしての主役はコナンだが、謎解き時にコナンの声をつとめているのは、ほとんどの場合、小五郎役の神谷明さんだ。つまり、この作品は、主役の声優を解任してしまったのである。驚くほかはない。できれば、解任を撤回し、覆水を盆に返してほしいね。心から、そう思っている。

確かに、通常放送のアニメでは、ほとんどの場合おっちゃんこと毛利小五郎が「眠りの名探偵・毛利小五郎」として眠りながら推理して解決しているわけで、締めの位置にいるという点では主役といっても過言ではない。また、神谷明さん自身も、代えはきかないんじゃないかと思うような、唯一無二の存在になるほど素晴らしい演技をこれまでもしてきているし、本当にもったいない。アニメ開始が96年だったから、今13年目。もうすぐ15周年だったんじゃないか……。僕も神谷さんが再び小五郎の声をやってくれることを、心から願う。現実的には声優が代わる可能性が濃厚だけど、なんせ主役級を代えるわけだから、誰になるかで本当に作品の雰囲気自体が大きく変わりそうだ。「万能人」こと山寺さんあたりなのかなあ……。