高田純次 適当伝説~序章・勝手にやっちゃいました~ DVD

高田純次 適当伝説~序章・勝手にやっちゃいました~ [DVD]
高田純次 適当伝説~序章・勝手にやっちゃいました~ [DVD]
ビクターエンタテインメント 2007-03-21
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還暦を迎えた高田純次だが、その適当男ぶりは衰えない。このDVDはそんな高田純次の不思議な魅力が満載。「還暦の挨拶に勝手に訪ねてみました」「還暦で初体験」「早すぎる遺言」などオール撮り下ろしロケではじけまくる。「還暦で初体験」ではレースクィーンメイド喫茶のメイドなどに扮し、一般客を困らせる。また、浅草・秋葉原など都内各所で神出鬼没の突撃レポートを敢行。あまりのいい加減なインタビューぶりに笑いが止まらない。それにしても高田ならではの空気作りはお見事だ。音声特典では関根勤をゲストに迎え、オーディオコメンタリーを副音声で収録。「高田さんバッカじゃないの!」と爆笑する関根と一緒に高田ワールドを堪能できる。 (仲村英一郎)

あーしょうもなー(笑)いやあ、本当に素晴らしく適当だなーと思いながら堪能した。しょうもなすぎて大笑いできる1本。浅草で観光客に適当なインタビューをする高田、メイド喫茶でメイドになって給仕をする高田、レースクイーンになって車の販売店で接客する高田、秋葉原でオタクにインタビューする高田、東京で女性のランチについてインタビューをする高田、新宿2丁目で男にインタビューする高田、地方の衣料品店でいたずらをしかける高田など、いろんなパターンの適当な高田純次を見ることができる。適当の天才の名を欲しいままにしておられる。

個人的には冒頭の浅草インタビューと、ラストの衣料品店でいたずらを仕掛ける高田純次がめちゃくちゃはまって笑った。浅草では女性から外国人、果ては歩いてる鳩にまでインタビューを敢行(当然逃げられる)。内容の全くないインタビューなんだけど、その意味のなさが極限まで高まったところに高田純次の面白さを感じた。

中盤は高田自身がインタビューされる形式の問答が幾つか入ってるんだけど、すべて混ぜっ返したりしょうもない落とし方で終わるのが凄まじい。これはちょっと間延びしてしまったのが残念。

しかし全編通じてあまりにも、あまりにもしょうもない面白さ。それはそれで一回転して逆に需要がある笑いである。音声特典で関根勤が副音声オーディオコメンタリーで、高田純次と一緒にDVDを観ているのであろうときの音声が収録されている。関根さんのコメントもかなり適当なのであった(笑)

ずっと前にミヤネ屋かなんかで、高田純次が大阪をうろうろするという企画で爆笑したことを思い出した。このDVDの最後の衣料品店のドッキリ企画もちょっと雰囲気がダレているし、高田純次という必殺の人物を起用しているのだから、もっともっと面白くできたんじゃないのかなーと思う。

個人的には「人の多いところでの意味のないインタビュー」「飲食店や衣料品店で客や店員に極めてどうでもいいことを話しかける、変な行動をとる」ネタが好きなので、高田純次が何かの職業になるのではなく、そのままでインタビューしたりうろつくのが一番面白いと思う。

しかしまあ高田純次、「この人は楽しい」という平均打率が異様に高い男である。A-