ナニワ銭道 1―もうひとつの「ナニワ金融道」 (トクマコミックス) 青木プロダクション

ナニワ銭道 1―もうひとつの「ナニワ金融道」 (トクマコミックス)
	青木雄二プロダクション 徳間書店 2009-11-30 売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools

ナニ金っぽい絵柄（青木本人作画ではないので、物語に対する情念と描き込み量はかなり劣ると感じるが）で展開する、ナニワのゼニ儲けストーリー。青木裕二プロも色々作って売り上げないといけないんだなーと思った次第。

ちょっと非現実的な部分が色々あって、まあ非現実なのはマンガなのでいいんだけど、本家・青木の「ナニワ金融道」のげすくてどぎつかった、あのアクがない。ああいうどろどろした生臭さが、ないのだ。青木系作品に最も求められているのは、そこだったんじゃないだろうか。話のフックは部分部分でおっと思うところがしばしばあるので、惜しい！　B-

ナニワ銭道2巻

牛肉の産地偽装、と思いきや○○の生産方法偽装が隠されていた！「頭は生きてるうちに使わなんとあかん」を熱く押し出す金融道。金融会社ネタはほとんど出てこないけど、「ゼニのいやらしい話」がてんこもり。B-

ナニワ銭道3巻

「レストラン　こばえ（！）」を舞台にした偽装編はひとまず終わり。次は株の仕手戦に絡んだあれやこれやの騒動。うーん、出来事も殺人未遂など、段々かなり物騒になってきている。ドタバタしてしまって、本筋の展開がちょっと薄いかな。C+