やなせたかし・岸部露伴INマンガミュージアム
電車で京都駅ー地下鉄今出川駅で降りて、天下一品でチャーシューごはんセット790円を食した後、京都御所へ。
まったりと紅葉鑑賞。いちょうがでかい。一般公開が行われていたので、お客もそこそこいた。とはいえ、広大な御所の敷地からすると、表現としては「まばら」が正解か? その後、てくてく歩いて京都国際マンガミュージアムへ。
京都国際マンガミュージアム
期間限定特集のやなせたかし展が思いの外、想像以上に熱かった! 良かった。500円余分に払う価値があった。
アンパンマンがヒットしたのはやなせたかしが50歳を過ぎてからである。ヒットクリエイターとしては相当に遅咲きの部類であり、それまでのやなせの人生、それからのやなせの人生の折々の作品について、解説つきで多数展示されていたよ。
展示トップには「何が君の幸せ」というおなじみアンパンマンのテーマソングの歌詞がでかいパネルで展示されており、人生の意味だよなあと思う。あと、初期アンパンマンのキャラクター造形やコンセプトが今よりやはりかなりエッジが効いていてインパクト大だったわー。
そしてもう一つの特集展示、ルーブル美術館とマンガ展。岸部露伴ルーブルへ行くをフルカラー単行本で堪能! 台詞も全てフランス語だったわけだけど、話はわかった。
同行者は「この人の絵はなんかジョジョの影響受けてる?」とシュールな感想を述べていたので、これも荒木先生の作品であることを端的に指摘すると「き、消え入りたい……」とコメントしていてなんか面白かった。そうか、ジョジョ自体を読まない人生で、ジョジョという雰囲気だけをなんとなく知っているだけだとこういう現象も起きるんだなと興味深かったなー。
ジョジョは人間が生きている、生きている人間を讃えるという人間賛歌をテーマにした作品なので、苦しい現代社会を生きるうえでは必読にして教養の書でもありましょうありましょう。読みましょう。
Rohan au Louvre | |
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