千と千尋の謎

いわゆる昔流行した「謎本」系のものである。宮崎作品にまつわる疑問のあれこれを解明していったりしている本である。一般的なコンテクストの読解にとどまっているので、それほど深い切り込みや分析は無かったが、まあパラパラと読んで暇をつぶせるくらいのクオリティではあったと思う。宮崎駿の個人的な趣味などの情報を出しつつ記述しているのがなかなか面白いと思った。思想性という点においては、「環境破壊・環境保護」の彼の感覚が垣間見えて面白かった。わはは、やっぱオモロイワガママ頑固親父だわ、宮崎監督は。B−