源氏物語をベースにそれをマンガ化(少女マンガ化)したもの。ひたすら「ラブ」の物語である。現代人からすると奇妙すぎる風習や文化を楽しみながら読める。しかし、作者の力量不足か、登場人物の顔の種類が必要最低限しかバリエーションがないように思える。要するに、「区別しにくい」のだ。目鼻口の描き方が非常に似通ってしまっているのでほんとに見分けがつきにくい。今動いているのは誰だっけ? としょっちゅう認識しなおさなくてはいけない。あと、光源氏はこれ相当な人物だなと思った。「男にとって究極的に都合のいい考え」を体現した男である。ある意味敬服。C+