ぷりぷり県 1、2、3巻 吉田戦車

吉田戦車ギャグマンガ。ギャグかつストーリーになっているマンガなんだけど、ギャグはやっぱりある程度ストーリーを絡ませると質が安定する感じがするね。ほんとに脈絡のないギャグマンガは爆発力と萎え力がすごいからなあ。で、このマンガは「ぷりぷり県」という架空の? 県からやってきたつとむ君という会社員が、ぷりぷり県民として県の自慢をしたり、あるいは他の人の出身県の自慢をされて悔しがる、というストーリー。この架空の県というものがこの作品のキーで、変なネーミングとか意味性の欠如した県の名物なんかが出てきて面白い。秀作だと思う。暗黒星人て。B+