「超」整理法3 野口悠紀雄

部屋に溢れる書籍、書類、その他のもの。これらをどう処理するかが現代では大きな問題となっている。作者はこの本の中で、「フローという概念を持て」と強く提唱している。フローというのは「流れ」であり、書類や書籍やその他「情報」というものはもはや現代においては貯めておくもの、つまり「ストック」できる量ではなくなっており、情報にはその入り口と出口を設けてやることにより、つねに流れがある「フロー」状態にしておかなければならないということだ。この概念を掴んで僕は「ああ、なるほどー」と思った。何か、頭の中に別次元の思想がすんなり入り込んだような気分。この概念があるかないかで、増えつづける情報に対する態度、少なくとも精神的な態度はかなり変わるんじゃーないかなと思った。あとこの本は各章の最後に「この章のまとめ」みたいなものがあり、箇条書きでそれがわかるようになっていて非常に読みやすい。B