ラスト・サムライ トム・クルーズ主演

微妙に事前に情報があれこれ入りすぎた状態で観た作品。まあ上映開始からかなり経っているから仕方が無いが、自分でもうまく情報をシャットアウトして観るようにしなけりゃなあ。「フィクションとしての日本」の物語。いやー、アツイですな。いいじゃーないですか。忍者がボウガン使って襲ってくるシーンはそりゃねえだろ! と思ったけど(他にも微妙に笑えるポイントが幾つかあったが)、まあそれもこれも、「フィクションとしての日本」の話なので全然OKなんです。フィクションとしての明治時代の日本なので、別に時事風俗がおかしくても気にしないしむしろ気にするのは無粋じゃ。アメリカ人がインデペンデンス・デイなりパール・ハーバーなり作ってイエス! イエイ! と盛り上がる気持ちも、こういう作品を観ればなるほどごもっともというものだ。「武士道」(←やっぱりカッコ付きだよな、これ……)のようなものをバンバン映像化して語ったトムさんとケンさんはえらいですね。真田弘之もかなり良かったと思うし。映画館代払って、スクリーンで観る価値はアリです。さあ皆で「ああ、おお、おっさんもめっちゃかっこええやないけ!」という感情を共有しよう。B+