ポーラー・エクスプレス
声・トム・ハンクス
12月、クリスマスイブ。クリスマスにサンタがくるなんてウソだ……と思っていた少年のところに、北極行きの特急列車(ポーラー・エクスプレス)がやってくる。CGがスゴイというのとストーリーがストレートに面白いというので劇場で観る価値は十分にあったっす。子供のキャラクターがちゃんと子供らしくて魅力があるし、車掌の声がトム・ハンクスでけっこう合っててよかった。トム・ハンクスは小規模の現場(?)で仕事をするおっさんの役をやらせると声ですらハマるなあ。
物語は大きく分けて家→北極(サンタの街)までとサンタの街での出来事の2つに分かれる。家から北極までの旅路も、ハプニングの連続でとても面白い。なんか10分に1つくらいのペースで大きな見せ場があって大迫力でなおかつドキドキして楽しい。こういうサービス精神旺盛な映画はいいですなあ。中でも僕は列車の中でココアを振舞うシーンが無駄にメチャクチャ派手でゴージャスで愉快であった。ここお気に入り。CGにすごい労力かかってるんだろうなあというのはあまり考えずに、出された映像と音楽を堪能すればいいと思う。
そしてサンタの街編では、主人公達が冒険を繰り広げます。このあたり、ちょっと「大長編ドラえもん」を思い出してしまうような展開があったりして素晴らしい。ラストもきれいにまとめてエンディング。サンタの姿がものすごく神々しいのも印象的だった。愉快娯楽作品。何回も何回も見直したいとはあまり思わないかもしれないが、空いた時間やのほほん、ほんわかとしたいときに最適であろう。B+