魔法遣いに大切なこと(3) 夢色に染まる秋天の下で 枯野瑛 山田典枝

東京での研修において魔法遣いの試験に合格し、遠野に帰ってきたユメ。遠野では幼馴染の男の子がいて……という展開。いまどきの高校生とは思えないくらいの淡い心のやりとりが爽やかである。ユメが遠野の方言を使いまくりなのも方言大好き人間の僕にとってはありがたいというか素晴らしいというか素敵というか。まあストーリーの本筋はこの淡い恋愛ではなく、魔法が遣えるようになった少年が、本当に意味での魔法遣いという自覚を持つまでの「成長」だろう。そこに「願い事を何でもかなえてくれるおまじない地蔵」がキーアイテムとして出てくる。ユメも、幼馴染も、少年も、また少し成長するのであった。ほんま爽やかだなー。B+