ケロロ軍曹 8巻 DVD

ケロロ軍曹 8 [DVD]

第29話「夏美＆小雪舞台にかける青春であります」
　　　　　「ケロロスクープはNGであります」
第30話「タママケロン星から来た少年であります」
　　　　　「桃華めざせナイスバディであります」
第31話「ケロロ帰りたいのに帰れない…であります」
第32話「ケロロ動物隊員大集合であります」
　　　　　「ギロロネコは言いたいであります」

29話の舞台編は、ケロロ軍曹がガラスの仮面のアノ人に。「夏美……なんて恐ろしい子！」しっかり白目剥いて言ってくれます。このあたりの元ネタなんかは、完全に10代前半もしくはそれ以下の子供たちはおいてけぼりだよなあ（笑）。しかしそういう元ネタがわからなくても面白いのがこのアニメだ。僕も全部の元ネタはとてもじゃないが、わからない。

30話も藤子スピリットを感じた！　ケロン星からタママの後輩がやってきて、そいつがタママの自尊心を天然的に利用して、軍曹たちに好き放題やるのだが……という展開。で、この後輩というのが、ビジュアル的に「まんが道」に出てきた嫌なヤツキャラナンバーワンの「日上」にソックリなんですねえ。目の釣りあがり具合、そばかす、そして藤子口（「３」口やスネオ的なあの口の形です）がクリソツ。（→参照　日上への道http://hendora.com/dsam/higami/higami.htm）まあ、性格はこういうイヤなやつでは必ずしもないんですが、藤子キャラにしばしば見られる「尋常じゃなく空気読めない」系のキャラです。その空気の読まなさ、読めなさを存分に発揮して、周囲からの反感を買う買う。もう僕はこれ見て日上！　日上！　と目を輝かせてしまったくらいだ。ホント面白かった。ケロロ軍曹は、藤子不二雄とガンダムだけで3倍は面白くなるなあと思います。
後半「ナイスバディ」編もケロロ軍曹の道具の出し方がドラえもんチック。

31話はホロ苦くてイイ話。夏美ってなかなか特撮ヒーロー系が似合うキャラになってますな。

32話は動物ものが2本。動物園のゾウの話はなんか雰囲気だけで泣ける……。後半「ネコは言いたい」はネコ擬人化もの。こちらもちょっとイイ話でまとまっております。

今回は「日上」のインパクトにつきるなあ。スタッフが意図しているかどうかは知らないけど、楽しかった。A

追記
バイバインネタはウェブでも健在であるようで、言及したサイトがけっこうある。
ウィキペディアでもあった！
バイバイン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3