書籍には「女學生手帖」と
旧字体になっております。大正、昭和時代の「女學生」という存在について、その意義とどういうものであったかの解説本。活字もあるけど絵もすごく多かった。うーむ、「
マリみて」とかああいう「お姉さま(そして対概念として「妹」」概念の元となっている女學生文化というものの原点のようなものがわかって面白かった。なんでも「
エス」という概念があって、それは「sister」のsでありすなわち姉妹(精神的な)なのであった。友情以上、恋人未満の関係性を定義するときの概念だったそうな。こういうところから「
マリみて」の系譜になっているとは思わなかった。興味的1冊。なお、その「
エス」の男版。brotherのbを取って「ビー」という概念も当時あったそうだ。B