鋼の錬金術師 第25話「別れの儀式」

最終回鑑賞。後半になるにつれてどんどんシリアスでハードな話になってきたのが印象的だった。再放送だったので深夜放送になっていたが、これ正規では土曜の夕方に放送されていたんだよなあと思うとスゴイなと。血は吹き出るわ人食べるわの描写はすさまじい。
そして最終回。賢者の石には頼らず、他の方法を模索するといった主人公の選択は勇気ある選択で、大きな犠牲がつきまとったであろう賢者の石探索よりは良い方向だとは思う。しかしその裏舞台で、軍の内部に既に敵が入り込んでいるという状況が明かされる。そして懇意にしていた人物が、敵の手によって殺されてしまう。その人の埋葬シーンから、エンディングクレジットが流れるのであった……。この「重い死」はまだ何も解決されることなく、伏線も完全に回収できずに最後を迎えることとなったところは残念。これは当初からの予定なのか、打ち切りなのか僕はわからないが、妙に消化不良気味だったなあとは思う。原作が面白くて、その良さもしっかり出ていたので、そこの部分だけは惜しかった。B+

追記
最終回……と思ったらまだ半分でした。再放送で(終)と出ていたので最終回かと思ってしまった。さっき調べたらこの第25話は全体のまだ半分程度のところだったそうで。ちょうど折り返し地点のところで終わったというわけなのであった。良かったーと思うと同時にそりゃそうかあ、と。殉職で終わるというのは後味悪すぎるしなあ。