静かなるドン 76巻 新田たつお

静かなるドン 76 (76)

静かなるドン 76 (76)

そんなこんなで76巻までやってまいりました。3800万部売れたらしい。すばらしい。76巻も相変わらずいつものペースで近藤は下着メーカーの社員とヤクザの親分との二束のわらじを履いておられるのであった。下着デザイナーとして再び覚醒した近藤は、一度は引退を決意するものの、子分の跡目争いがイヤで、引退を撤回する。新登場のキャラでは勝魁舟、斉藤始が登場。巻末の筆者コメントでは、これで幕末の有名人パロディの大物キャラはほぼ出揃ったとのこと。そして最終ページでは、殺人マシーン「異蔵」が中国にいることが発覚。いやあ、なかなか多数のキャラを実にうまいこと動かしているなーと思います。新田たつおはマンガがうまい。一時期は絵がカラカラに白かったのでどうしたのかなと思ってたけど(ロシアの大物と戦ってたあたりかな)、このところまたウェット感がありながらなおかつクッキリした絵で安定している。次の巻あたりで龍馬が香港から戻ってきそうな予感。ゆるやかに楽しみにしている。B+