全身民俗学者 大月隆寛

全身民俗学者

全身民俗学者

全409ページと分厚く重厚な1冊。BSマンガ夜話の司会などで有名な民俗学者大月隆寛氏の著作。オフクロの味について考えたり、ミニコミ誌について考えたりと多岐にわたる分野への言及は非常にパワフルで読み応えがある。作者の「情念」のようなものをビシビシと感じじた。専門的な記述はそんなに多くないけど、民俗学の学会の話などは専門外にはちょっと分かりにくいというか「そうなのかあ」と言うしかない部分も少しあって、そのあたりはちょっとわかりにくかった。大人の責任のようなものであるとか、何かしらなすべきこととか、そういったことを「うーむ」と考えさせられる本だった。B
参考
夏目書房:立読み「全身民俗学者
http://www.natsumeshobo.com/stand/4860620283.html