BARレモン・ハート 古谷三敏

コンビニで売っているダイジェスト版1冊読了。ご存知、酒にまつわるエピソードマンガとして非常に有名な作品。これまでなんとなく絵が物足りなくて敬遠していたのだが、呼んでみるとなかなかに手堅く面白い。絵は非常に牧歌的というか昭和的というか、まあ古い。釣りバカ日誌とか赤塚不二雄とかあの辺の絵。なんだけども、別にそれがマイナスに働くわけでは決して無くって、その穏やかで朴訥なテイストが、エピソードをより感情的にしているのだからマンガという表現は凄い。これ読むとホントお酒が飲みたくなりますわな。文脈的には「ソムリエ」とかあの辺の作品のご先祖になるのだろーか。B+