ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談 竹熊健太郎

内容(「BOOK」データベースより)
漫画家たちが脅える『ガラスの仮面』の「怖さ」とは?『美味しんぼ』に仕掛けられた巧妙なトリックとは?『火の鳥』最終回が『アトム』につながる!?『伝染るんです。』の名づけ親は竹熊だった!?続々と明かされる驚愕の事実!そして巻末には、幻の竹熊健太郎マンガ・デビュー作『どうしてくん』収録。

マンガに楽しくツッコミながら、しかし冷静に「物語の終わり・終着点」を検討している姿勢は流石。ガラスの仮面美味しんぼゴルゴ13の最終回を考察している章と、竹熊さん自身の回顧録というか子供だった頃からの色々なエピソードを書いている章があって、どっちも楽しく読めました。前半部分のマンガの最終回考察は、昔書かれた原稿が元になっていて多少古いというのもあったが、全体としてなるほどなーという感じで納得いくものだったし、後半は全く知らないものだったので新鮮かつ楽しく読めた。なんかこう、人がオタクになる分岐点のようなフラグって、今の時代かなり随所にあるような気がするね。一読推奨。あと、『どうしてくん』はバカ的な下ネタ破壊力抜群のギャグマンガでした。笑ったよー。B+