営業ものがたり 西原理恵子

営業ものがたり

営業ものがたり

こっれはまたこれまでのシリーズ2作品と大いに作風が変わった! これはもうむしろ「営業できるかな」である。できるかなシリーズ的な印象がでかい。半分以上が西原理恵子の営業エッセイマンガになってるしな、わはは。
しかし浦沢直樹氏との絡みで描かれた「うつくしいのはら」はこれまた素晴らしい。マンガならではの時間軸と人物造形を活かした表現で、青い空と緑の野原と死が淡々と描かれている。その淡々さの中に、大きなかなしみとうつくしさがあって、そういうの描くと西原理恵子はトップクラスに凄い。
ぼくんち番外編「朝日のあたる家」も良かったです。こういち君の過去編のような作品で、外伝的魅力もあってぼくんちファンとしても嬉しい作品でした。B+