D・T みうらじゅん 伊集院光
- アーティスト: みうら じゅん 伊集院 光 メディアファクトリー
- 値段: ¥ 1,470
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僕も思っていたというのは、おっさんとかが女性のいるクラブに飲みにいって楽しむ、というのは非常にガハハオヤジ系の遊びだなあということだ。文系D・Tは家で音楽聴いたりゲームしたりDVD観たりマンガ読んだりで普通に十分楽しいのだ。むしろそういうガハハ系の遊びを好まない、といってもいい。そのあたりのメンタリティを、みうらじゅんと伊集院が見事に解きほぐす。
「優香と乙葉から同時に告白されたらどうするか」ということをまじめに考えるのがD・Tなのである。「エッチのときのために本名を聞く」とかそういうディティールの細かさ、そして相手の行動を決め付ける、これがD・Tである! という部分にはもうほんと感心した。これはもうあれだよな、童貞非童貞処女非処女に限らず、こういうメンタリティがある人ない人がいるよな。で、ガハハ系はそういうのが無いんだよ全然。セクハラする(しかねない)のがガハハ系、セクハラの冤罪を恐れてびくびくしているのがD・T。あーもーなんかすごいわかる! 俺絶対ガハハ系じゃねえ! で、まあガハハ系とD・Tのどっちがオモシロイかというと、これはD・Tなわけですよ。そのアホも含めてね。童貞じゃない人には童貞のたしなみ、D・Tを。童貞の人はその心を忘れずに。そういう提唱をする書籍であります! 本当に面白かった。これはまじおすすめだああ。A