陰陽師 13巻 岡野玲子 夢枕獏

うーむ、これは読了記録と雑感以上のことが書けないかも。内容の解説についてはアマゾンのレビューのほうが詳しそうですだ。あああ。
兎にも角にも、これにて陰陽師完結であります。途中までの原作を下敷きにした1エピソードごとの完結する方式のほうが僕は好きだったなあ。後半の天と地と人をつなぐ清明のなさんとすることが果てしないスケールで描かれていて、「ものすげえー」とは思うものの、マンガとしての楽しさがちょっと置き忘れられた感もあり。陰陽道に詳しい人にはたまらないのかもしれないけど、僕は終盤はけっこうあっけにとられてしまった。十分な知識を蓄えてからまた挑戦したい作品。情報量はかなり多いと思う。原作を越えたかどうかは分からないが、果てしなくスケールのでかい陰陽師となったなあ。これを描いた後、岡野玲子は何を描くんだろう。