KINO Vol.1 京都精華大学情報館

KINO Vol.1

KINO Vol.1

京都精華大学が編集した、マンガ評論誌。浦沢直樹のロングインタビューなど、漫画家へのインタビューもなかなか充実している。創刊号ということで、70年代以降の人気マンガ作品を振り返ってみたりと企画も充実していた。

漫画家に、漫画を描くきっかけになったエピソードをインタビューしているものがあったんだけど、『闇金ウシジマくん』の作者、真鍋昌平がマンガ家になったきっかけは『ドラえもん』だったという。1巻1話のセリフに注目している。ドラえもん「これから生きていても良くなることはない。悪くなる一方だ。でも、僕が来たからもう大丈夫、安心しろ」というセリフの凄さを語ってた。

まあ考えてみればこれ闇金とかトイチの高利貸しが、金に困った人に近づいて来るのと同じセリフだなあーと思って妙に感心してしまった。わはは。こんなところにも藤子チルドレン(?)がおってなんだかすごいなあと思ってしまった。