静かなるドン 81巻 新田たつお

出版社/著者からの内容紹介
プリティを揺るがした「黒江事件」、ついに決着!! 副社長がいない間に吹き荒れた粛正の嵐、その背後にいたのは、なんと「黒江」という女子社員だったのだ…。一方、九州につづき広島まで手に入れた龍馬は、ついに鬼州組の若頭に抜擢される…!!

滅多にレビューしている人がいないこのマンガ、コツコツと読んで書いております。81巻まできたかあ。この長期連載作品は、もっと評価されていいと思うんだがなあ。累計3900万部は伊達じゃないですよ。帯に3900万部突破! て書いてあったんだけど、数巻前からこの帯表示なんだよなあ。なかなか4000万部にはいかないのか……。ざっと計算すると、1巻あたり20万部弱の計算になるよな。まあまだまだ終わりそうにないので、4000万部はそのうち突破するでしょう。

さて81巻、じわじわと物語は進んでおります。九州・広島を制圧した龍馬は、獅子王総裁の承認を受け、鬼州組の若頭に出世。ドン・近藤静也との因縁の対決が迫っている。迎え撃つ静也は横浜の内部抗争の応援に駆けつけたが、そこで色々あってスキが生まれてしまう……という状況。不死身の殺し屋・異蔵も名を新蔵と改め、龍馬に忠誠を誓う。うーん、敵味方、双方陣営が充実してきました。最終決戦が非常に楽しみです。いかにも大味なストーリーながらもここ一番での引き締め具合はさすがベテラン作家さんですなあ。あとドンの勤務先の会社は黒魔術に支配されたりと、ある意味ムチャクチャですな、わはは。B