ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君

ドラクエ8をクリアした。すごくいまさらだけど、非常に面白かった。読み込み速度や画面切り替え時のストレスは若干あったけれど、コマンドを出すときの感覚とか効果音、モンスターや世界観は20年変わらない「ドラクエ」だった。この「やり心地」が全く変わっていないところは本当にすごいなと感心する。発売から3年かあ……。

ストーリー内容はまさに「空と海と大地と呪われし姫君」の物語。悪い言い方をすればロングロングお使いゲームの総本山というか真骨頂であるが、ドラゴンクエストは、それでいいんじゃないかと思っている。「なかま」コマンドで要所要所で仲間のキャラクターと色々会話するのが非常に楽しかった。バトルロードにも入れ込んだし、クリア後の竜神王とのやりとりや主人公の出生の秘密あたりはまさに「竜の謎」、ドラクエであった。

さてドラクエには3と8にラーミアレティス・神鳥と呼ばれる存在がある。主人公達はそれと関わり、ゲームの世界を飛んで移動することが出来るようになる。このラーミアで空を飛ぶときの音楽「おおぞらをとぶ」がこの上なく素晴らしい。

ニコニコ動画(γ)‐徹子の部屋 すぎやんDQ音楽について語る
これはファミコン版のドラクエ3が発売されてからのすぎやまこういち先生のトークだが、途中でファミコン版の「おおぞらをとぶ」の楽曲が紹介されており、オーケストラ版も少し紹介されている。ドラクエ3ファミコン版はちょうど私が小学校低学年の頃に発売され、発売日に買って文字通り死ぬほどプレイした。当時はストーリーの結末部分が少しよくわからなかったが(1,2をクリアしていなかったこともあり)、その後スーファミ版で3がリメイクされ、それをプレイしたときにその結末の構成に驚愕した。クリアしてしまうと、ギアガの大穴がふさがり、主人公達は「表の世界」には戻ることが出来なくなってしまうのだ。そして彼らはロト=伝説の勇者、という存在になる。この「表の世界に戻ることが出来なくなる」という不可逆性に大きなショックを受けた。主人公は、もう送り出してくれた母親の待つアリアハンには、戻ることができない。そしてストーリーは1,2に繋がる、という構成。堀井雄二恐るべしであった。

ストーリーはさておき、この世界を飛んで移動することができるラーミア、その後ドラクエ8にも登場する。3の発売から約18年。

ニコニコ動画(γ)‐ドラゴンクエスト8 ラーミアおおぞらをとぶ

8でこの「おおぞらをとぶ」の曲が再び使われていることを知り、とても嬉しかった。私はドラクエの曲はどれも好きだが、「序曲」とこの「おおぞらをとぶ」が特に好きで、この2曲で1日うっとりしていられるくらい好きだ。とりわけ8のほうはグラフィックもアップしており、大変素晴らしいものになっている。3D世界を飛び回るのは、かなりの快感である。太陽のまぶしさ、星の輝き、月の光、果ては惑星の丸さを体感しながら、世界を飛び回ることが出来る。

ニコニコ動画(γ)‐交響組曲 ドラゴンクエスト序曲メドレー
序曲もシリーズによって微妙に異なる。このイントロは本当に反則だと思うくらいに素晴らしい。

ニコニコ動画(γ)‐ドラゴンクエスト8 海外版 Part1
海外版はステータス画面が見やすくなっており、音楽がさらに高音質になっているような印象。

ニコニコ動画のアカウントが無い人は下記サイトから見ることができるらしいです。
ニコニコ動画ビューア(仮)

しかし350万本売れたか。流通量が多いので中古でもかなり安く出回っている模様。A
シリーズでは3,5,4がベスト3で好きだけど、8も4と同じくらいかなあ。

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

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