舞妓Haaaan!!!

Amazonの紹介文がまるごとあらすじ解説になっている! マンガみたいな展開の物語は好きだ。この作品もマンガチックでそれを驚異の力押しで演じた阿部サダヲは凄い。この人の演技は、好きな人は好きなんだろうけど苦手な人には全く受け付けなさそうだ(僕の母親は「この人もう見るのしんどいわあ」と言って30分で見るのを辞めてしまった)。しかし僕はドハマリで、非常に気に入った。阿部サダヲの怪演と堤真一の熱演、2人のマンガ的ライバル関係と宿命はゲラゲラ笑いながら見ることが出来た(野球から格闘技からラーメン屋まで!!)。周囲を固める社長・伊東四朗や上司・生瀬勝久も手堅く魅力的であったし、全編ハイテンションでジェットコースターストーリーを突っ走りきった。終盤のホロ苦く切ない恋愛はなんというか京都的風情が抜群に冴えたなあ。見たら元気になる映画だった。B+