ラブ★コン DVD

原作は少ししか読んだことがなく、アニメのほうは土曜深夜にやっていて起きているときは何度か観た。関西弁の映画って数が少ないし新鮮だったなあ。主人公らの通う高校は制服がなくて私服で映画映えするなあと思って観ていた。マンガ的ノリがある青春恋愛系映画です。セリフが文字になったり、マンガ的記号の演出がしばしば使われていて、こういう「マンガ文法」「マンガ的お約束」がわからないと多少観にくいかもしれないが、この映画のターゲットは基本的に原作読んでる人が多いだろうし、そうでなくてもマンガに接する機会がある人が多いだろうからいらぬ心配か。作中に出てくるオール阪神巨人司会の架空のテレビ番組「彼女さん、こんびんわ」が非常にしょうもなおもしろい。大谷敦士役の小池徹平さんもノリ良く関西弁を話して演技していてなかなか良かった。というか関西出身なんだっけ? 終盤のクライマックスの鍵を握る人物であるイケメン教師マイティ先生もいいあんばいの少女マンガをわかってるブリが素晴らしく、最後までだれずに楽しめた。B+